TRAINING

フレンチブルドッグの歴史

2004年05月10日

19世紀のイギリス、特にノッティンガムの町では、ブルドッグが相当な人気を博していました。その中に、非常に小さな体で、体重が25ポンド(約11kg)以下のブルドッグがいました。19世紀の半ば、この地方にいた大勢のレース職人たちがフランスに集団移住した際に、この小型のブルドッグたちは一緒にフランスに持ち込まれることになりました。フランスの女性たちは、たちまちその愛らしい小型犬に魅了されてしまいます。当時のイギリスでは立ち耳は不評の原因となっていたのですが、フランスの人々は特にこの犬の立ち耳に魅力を感じたようです。

犬を扱う商人たちが、このどこかおどけた表情の小型犬をイギリスからフランスへどんどん持ち込むやいなや、この小型犬がパリで大流行することになります。

フランスの繁殖家たちはこの犬に「ブルドッグ・フランセ(フレンチ・ブルドッグ)」という名前を付け、こぞってこの耳の立った「コウモリ耳」の犬を繁殖し始めました。19世紀も終わりになると、フレンチ・ブルドッグは、上流階級の人々からも注目を集めるようになり、たくさんのフレンチ・ブルドッグがすばらしいお屋敷で飼われることになりました。

ちょうどその頃、フランスに来ていたアメリカ人がこの犬種に目をつけて、何頭かをアメリカに持ち帰り、熱心に繁殖を始めました。そして、この犬の耳の形に関する論争がちょうど繰り広げられていた最中にアメリカン・クラブが設立され、1898年、もっとも優雅なフレンチ・ブルドッグだけのショーが開催されました。

その上品で優雅なショーは、お金持ちの観衆を魅了し、フレンチ・ブルドッグは、アメリカ人たちを完全に虜にしてしまいます。その後、上流社会でのフレンチ・ブルドッグの人気は急上昇し、1913年には、アメリカで人気ナンバーワンのショードッグに輝くことになりました。以来、フレンチ・ブルドッグは、その人気においては、他の犬種に追い抜かれていきましたが、現在も多くの上流階級の人々や、愛犬家たちから熱烈な支持を受けています。


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2004年05月10日 19:43 |TRAINING一覧